キャンディ(Kandy)からエッラ(Ella)への列車は、スリランカでいちばん美しい鉄道の旅です。1920年代にイギリスが完成させた路線を、6時間30分〜7時間かけて茶畑の中を登っていきます。キャンディからエッラへ向かうなら右側の席。できれば二等車か三等車の指定席を押さえ、時間がなければナヌオヤ(Nanu Oya)から乗って、この旅のいちばんおいしい3時間だけを味わうのが正解です。毎週この座席を予約しているコロンボ拠点のツアー会社から、知っておきたいことをすべてお伝えします。
ルートとリアルな所要時間
山岳路線の全区間はキャンディからバドゥッラまでですが、ほぼ全員がキャンディ〜エッラ間を乗ります。約140kmに6時間30分〜7時間。ゆっくり進む山岳鉄道で、それこそが魅力です。キャンディ発の昼間の主要な便はたいてい2本、午前中と正午ごろ。スリランカの列車は遅れるほうが普通なので、その日の予定には余裕を持たせ、到着後にきつい乗り継ぎを入れないでください。
列車はキャンディの標高約500mから、島でいちばん高い駅パッティポラの1,900m近くまで登り、そこからエッラへ下ります。羽織るものを1枚どうぞ。ナヌオヤより上は昼間でも本当に涼しくなります。
どちら側の席に座る?
キャンディからエッラへ向かう場合、景色の当たりが多いのは右側です。カドゥガンナーワを過ぎてからの大きな谷の落ち込みや、茶畑の風景の多くが右側に開けます。とはいえ正直に言うと、これだけカーブの多い路線では景色は絶えず左右に入れ替わりますし、いちばんいい写真が撮れるのは結局開いたドアのところです。エッラからキャンディへ乗る場合は逆で、左側に座ってください。
クラスの違い:一等・二等・三等
- 一等(指定席): 多くの編成でエアコン付き、窓は開きません。快適ですが、この路線の魅力である開いた窓とドアが失われます。この区間ではあまりおすすめしていません。
- 二等指定席: ちょうどいい選択。クッション付きの座席、開く窓、扇風機、そして座席の確約付き。
- 二等自由席: 車両は同じですが座席の保証はなし。始発駅で早めに乗るなら問題ありません。
- 三等指定席: シンプルなベンチ型の座席、開いた窓、抜群の雰囲気、しかも席は確約。コストパフォーマンスは本当に優秀です。
- 三等自由席: ローカルそのものの体験。安くて賑やかですが、ハイシーズンは何時間も立ちっぱなしを覚悟してください。
チケットの取り方
指定席は乗車の約30日前から発売され、12月〜3月と7〜8月はあっという間に売り切れます。選択肢は次のとおりです。
- スリランカ鉄道のオンライン予約 — 使えますが、人気の日程は発売から数日で消えることもあります。
- 駅の窓口 — 当日の自由席ならこれで十分。早めに行きましょう。
- ツアー会社経由 — 私たちはすべての旅程でお客様の指定席を確保・予約しています。いちばんストレスのない方法です。
運賃は国際的に見るととても安く、時折改定されるので、ネットで見かける金額はあくまで目安と考えてください。
この旅のハイライト区間
キャンディ〜ハットン
カドゥガンナーワを抜けてキャンディから登っていく区間は迫力があり、ハットンから先は天気がよければアダムスピークの方角が見渡せます。
ナヌオヤ〜ハプタレー
ここが本番です。グレートウェスタンの茶畑の斜面、アンベウェラとパッティポラの霧の高原、そしてイダルガシンナ。線路が細い尾根の上を走り、両側の地面がすとんと落ちていきます。ハプタレー付近では、晴れていれば南部の平野まで見通せます。
ハプタレー〜エッラ
茶畑は松林と雲霧林に変わり、線路はカーブを描きながらエッラギャップへと下っていきます。
ナインアーチ橋はどうなる?
多くのガイドが取り違えている点があります。有名なナインアーチ橋はデモダラにあり、エッラ駅より先です。つまりエッラで降りると橋は渡りません。方法は2つ。ひとつはデモダラまで1駅乗り越して列車で橋を渡ること。その先で路線は名高いデモダラループに入り、自らの下をくぐるように螺旋を描きます。もうひとつは、多くの旅行者がやるように、エッラの町から30〜40分歩いて橋まで行き、9つのレンガのアーチを渡る列車を下から撮ること。その日の通過時刻はガイドが把握しています。
賢い代替案:ナヌオヤから乗る
列車で7時間はさすがに長い、と感じるなら、キャンディから茶畑の中を車で走り(途中でランボダの滝と稼働中の紅茶工場に立ち寄り)、ヌワラエリヤ(Nuwara Eliya)の玄関口であるナヌオヤ駅から乗車しましょう。この路線のいちばんいい3時間、ナヌオヤ〜エッラ間はしっかり味わえて、半日分が浮きます。私たちの短めの旅程はこの組み立てにしていますが、後悔する方はまずいません。
実用的なアドバイス
- 荷物はドライバーが車で運び、到着駅のホームで合流します。デイパックひとつで身軽に乗ってください。
- 軽食は乗る前に買っておきましょう。とはいえ売り子がワデーやサモサ、紅茶を持って通路を回ってきます。
- 橋やトンネルでは手足を車内に。すれすれの箇所があります。
- 朝の列車のほうが山の眺めがクリアで、エッラギャップの写真は午後の光のほうがきれいです。
私たちと一緒にプランを
私たちの5日間スリランカエクスプレスハイライトツアーには、指定席を手配したうえでのナヌオヤ〜エッラ区間が含まれています。7日間以上の旅程では全区間の乗車をカバーします。ほかに質問があればよくある質問をご覧いただくか、WhatsAppでメッセージをください。当日中にお返事します。